レッスンのエクササイズの中に、カタログ雑誌に載っている写真を生徒さんに見せて、それが何かを英語で答えてもらうものがあります
例えば、ベッド、財布、トースター、タンスなどです
単語を暗記するときに、財布=wallet, purse、タンス=chest of drawersのように覚えるだけだと、実物を見た時に「これなんだっけ?」となることがよくあります
自分も経験したことがありますし、生徒さんもレッスンでこれを経験しています
だから、なるべくなら名詞(特に目に見えるもの)は「絵」を見ながら英語とマッチさせることがとても大切だと僕は考えています
この、単語の覚え方は、自宅で簡単にできることです
自分の目に見えているもの一つ一つに対して、trash can, desk, posterというように英語にしていけばいいだけです
臨場感をもって覚えた単語は、アウトプットの際にも「単語を思い出す時間」をかけずに出てくるようになると思います
T君がOFFBEATでレッスンを始めて3か月ほどが経ちました
つい最近までT君は、”How are you doing?”と質問した時点で固まってしまうほど、何も言えない状況でした
それが、先週のレッスンで少しの変化があらわれました
単語が口から出てくるようになりました
今まで僕は、T君が、僕が質問したことを理解していたのだと勘違いしていました
そして、答え方がわからなくて固まっているのだと思っていました
そうではなく、質問そのものを理解できていなかったことが多々あったようです
毎回、彼に同じ質問をするようにしているので、徐々に質問の内容をわかってきたみたいです
質問を理解できれば、答えるときは体当たりで知っている単語を並べることで、コミュニケーションはできます
ここで、言葉以外のコミュニケーションの大切さを改めて感じました
一つは、T君本人が、僕の質問を理解できていなかったのか、自分は言いたいことがあるけど単語すら出ないのか、ジェスチャーだけでもそれは伝えられただろうということ
二つ目は、レッスンが終わったあと、僕がT君に対して、質問そのものがわからなかったのか、それとも、言いたいことが単語すら出てこなかったのかを確認すればよかったこと
彼があまり言葉を発していないという理由で、「彼はシャイなんだろう」という先入観を持ってしまっていました
お互いに「伝えたい」、「知りたい」という感情が、言葉以上に重要なんだろうと感じました
僕は常に自分に言い聞かせていることがあって、それは、「昨日より良いレッスンを」です
自分には上司も同僚もいないので、サボろうと思えばいくらでもできます
だから、自分自身に言い聞かせる言葉がないと、ダラダラしてしまいます
より良いレッスンを作ろうとすることは当たり前です
商品でもサービスでも同じです
車だって、ステレオだって、医療だって、美容だって、どの分野の人も年を経るごとに物やサービスを発展させてきています
英会話のレッスンもそうあるべきです
生徒さん一人ひとりと真剣に向き合えば、それぞれに必要な部分が見えてくるはずです
今年の初めに、自分としては大きな発見をしました
英会話において、英語力以上に大切なものだと僕は思います
先週の土曜日にイベントでその「大切なもの」を生徒さんに伝え、体験してもらいました、少しの手応えを感じました
今後、これをレッスンでさらに応用できればと考え中です
昨日、Tさんがcafe OFFBEATにクッキーの差し入れを持ってきてくれました
6~7種類あって、どれもコーヒーを飲みながら食べるのにいい感じです
もうひとつ、写真のクッキーを特別に作ってくれました
しばらく飾っておきます
カフェでは、Tさんが積極的に英語を使って話してきたので、それから20分か30分ほど英語で会話をしました
土曜日のイベントに参加したからなのか、英語で話すということに対する考え方が変わったのか、そこまでは聞きませんでしたが、その積極性を僕は嬉しく感じました
夜、F君のレッスンがありました
土曜日のイベントの感想を尋ねたら、「もう、いつでもアメリカ行けるっていうのがわかりました」と話していました
レッスンでも、話題を頭の中で探すのに少し沈黙の時間ができますが、話すことが頭の中で絵になった瞬間から、体当たりで話す姿勢を見せてくれました
F君に、Tさんが持ってきてくれたクッキーをレッスン中に出したら、「じゃあ、ちょとだけ・・」と言って、10個くらい食べてました
自分の殻を破れる人が、大きく成長する人なんだろうなと、TさんとF君を見て感じたことです
12日(土)にOFFBEAT英会話教室で「英語だけで1時間過ごしてみましょう」というイベントを、生徒さんを集めて行いました
始まるまでは「自分の英語レベルで参加して大丈夫なのか」と心配をしていた方もいたと思いますが、実際に始まってみれば、僕の予想以上に各生徒さんは楽しみ、そしてハードワークしてくれました
僕がこのイベントでテーマにしたことは「度胸、勇気」で、正しい文で言うことは全く問題にしませんでした
行ったエクササイズは3つで、一つ目は、ペアを組んでお互いにパートナーの紹介を皆にすること
二つ目は、僕がお題を出して(例えば、自分の好きな場所はどこ?それはなぜ?)、それについてペアのパートナーにお題について1分間話し続けること
三つ目は、ペアの一人が写真を見て、その写真に写っているものをパートナーにヒントだけを与えて説明して当てさせること、これはチームごとに競争にし、どのチームが一番早く当てられるかというゲームにしました
生徒さんそれぞれが、僕が伝えたかったこと、「英会話において、英語力以上に大切なもの」を体験によって少しでも理解し、それを今後意識してもらえればいいなと思います
参加者の皆様、お疲れ様でした