息子がulcerという単語を言っていた

僕の4歳の息子は、教室に置いてある映画のDVDをよく借りて2階で楽しく観ています。

しかも、同じ映画を何度も観ます。

先日、息子がCannonball Run 2 という映画を観ているところを観察してみました。

アラブの王族の息子が前回のレースに負けた言い訳を父にしているシーンで、”My ulcer…”(僕の潰瘍が、、、)というセリフがあります。

僕の息子はこのシーンが好きらしく、「”My ulcer~~”はっはっは~」と笑っていました

ulcerの意味も潰瘍の意味もわからないけど、とりあえず発音はできているのです。

更に観察していると、ところどころセリフをシャドーイングしていることに気が付きました。

日本語のテレビ番組の再放送を観ていても、絵本を読み聞かせをしていても、息子は自分の好きな場面は声に出すのです。

もしかすると、どの子供も、この「シャドーイング」を大人が気付かないところで沢山こなしているのかもしれません。

声に出さなくても、頭の中でこれを繰り返せば、自然に言語が身についてきます

効果的に第二言語を身につける方法の一つ、「シャドーイング」はおすすめです。

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トライしてみるかどうか

Yちゃんは中学1年生、OFFBEATで英会話を習い始めて2年が経ちましたが、最近、自分が話したいことを何とか英語だけで伝えようという意識が強くなってきたように感じます。

今日のレッスンでは、「自分のいとこ(21歳)のお兄ちゃんが、就職活動で焼津市役所から今日内定をもらった」と表現するのを、5分くらいかけて何とか伝えきりました

まだまだ文で言うことは難しいので、文字通り単語を並べるやり方です。

“My father, brother, kid, 21 year”、「私の父の兄弟の子供21才」という具合に、ジェスチャーを交えて表現しました。

僕がレッスン大事にしていることは、込み入った内容の話だからといって話すことを最初から諦めないこと。

Yちゃんの英語力はボキャブラリーも文法もまだまだですが、話したい事を英語で伝えてみようとするマインドセットが出来上がっています。

日本の中学1年生の何パーセントが、「自分のいとこ(21歳)のお兄ちゃんが、就職活動で焼津市役所から今日内定をもらった」ということを英語で言おうとトライできるでしょうか?

ほとんどの子が、「いとこ、就職活動、市役所、内定」をまだ習っていないから言えないと、トライすることすら出来ないでしょう。

英語を知っていてもトライすらできない人よりは、片言でも伝えきれる力を持っているYちゃんの方が会話を楽しめていると思います。

大切なのは、知っているかとか言えるかどうかではなく、トライしてみるかどうかです。

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新聞を投げて配達?

 

 

 

 

レッスンのエクササイズで、2人のうち一人が命令し、もう片方の人がそれを行う練習をCさんとしたとき、このような質問をされました。

「『新聞を配達しなさい』と私が言ったら、先生は新聞を投げてましたけど、実際はそうやるんですか?」

アメリカでは新聞を各家の前に投げるイメージだったので、僕はそうしましたが、他の国ではそもそも新聞を配達するのかどうかもわからないと、僕はCさんに答えました。

「新聞配達」という言葉一つをとっても頭に描く絵が人によって違うということは、文やストーリーになったときは、聞いている人が10人いれば10の異なる絵がそれぞれの頭の中で描かれるということです。

人が会話をするとき、似たような絵をお互いに頭の中に持っていれば話はより通じやすく、逆に持っていなければ、ネイティブスピーカーどうしでも話が噛み合わないことはあります。

会話で大事なことは、お互いの絵を共有すること」を意識できれば、より実りのある会話にできるでしょう。

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体当たり英会話に憧れる

Nちゃんは中学1年生、好きなテレビ番組は「世界の果てまでイッテQ。」

特に、「出川イングリッシュ」がお気に入りらしいです。

出川イングリッシュといえば、僕が以前から生徒さんに、コミュニケーションの手本にした方がいいと話していたものです。

今日のレッスンでNちゃんに出川さんのどこがすごいと思うのかを質問しました。

Nちゃんは、”First time people, talk many… ぶわぁーって…”と言いました。

初対面の人に話しかける瞬発力がものすごいということを言いたかったのだと思います。

多くの日本人が英語の勉強を頑張る一方で、出川さんのように体当たりコミュニケーションをバンバンとれるようになりたいという憧れを抱く人が多いことも、理解できます。

どうすれば出川さんのようにできるのかなど考えず、テレビで見たままの振る舞いをマネしてみてください。

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K君のジレンマ

 

 

 

K君は高校2年生、静岡では最も偏差値レベルの高い学校へ通っています。

OFFBEATへ通いだしたのは5年生の終わりくらいから。

そんなK君が、レッスンのエクササイズが終わって英語での雑談の時にふと、こんなことを呟きました、「学校で勉強すればするほど、しゃべれなくなっていく」、「以前の方がもっと話せていた。」

ボキャブラリーを増やし、学んできた文法を使えば会話がよりスムーズになると、K君の中では想像していたのかもしれません。

実際には、やればやるほど反比例するかのように話せなくなっていく。。。

本人も言っていましたが、正しく言おうとしてしまい、頭の中で考える時間が増えたというのは事実です。

要するに、会話のテンポが遅くなったということです。

彼の中では、学校の勉強は受験に必要なことだから手を抜けない、一方で、もっと英語でのコミュニケーション上達させたいのが本音でしょう。

レッスンが終わってから、僕はKくんに、英語の勉強と英会話を意識して分けることをアドバイスしました。

コミュニケーションにおいて彼に今最も必要なのは、文を作ることを気にせず、人とリアルに通じ合う経験を沢山することだと、僕は感じています。

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