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相手をなんと呼ぶか

人を名前で呼ぶことは、コミュニケーションにおいてはとても重要であり、同時にシンプルなことでありながら難しいことでもあります。

日本人にとってとても厄介なのは、人を呼ぶ時に名前ではなく、「先生、店長、課長、先輩」などのように場所や時期、自分の置かれている立場によって相手の呼び方を変える部分です。

 

僕が会社に勤めていた時に、このようなことがありました。

社長がもう引退するということで、「専務が来月から社長に昇進します」という話を社員全員が聞かされました。

社員全員合わせて10名ほどの小さな会社でしたが、役職がある人もいたので、みんな名前ではなくその役職で呼んでいたのですが、専務が社長になってからも、なぜか社員は全員、新社長を「専務」と呼んでいました。

僕も、社長を「社長」と呼んでは見たものの、何だかしっくり来ないし、社長は社長で、「あっ、俺のことか」なんて言っていたくらいなので、呼ばれる方も変な感じがしていたのでしょう。

結局、僕はその後ずっと社長を「専務」と呼んでいました。

時々、近所を自転車で走っていると、元生徒さんに出くわすことはよくあることです。

皆さん、もう僕の生徒さんではないのに、「あっ、先生~」と呼ばれます。

僕はその人にとって、ずっと「先生」なんです。

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勉強できる喜び

定期的にグループレッスンに参加してくれているOさんのお友達で、84歳の女性(Iさん)が同じグループレッスンに参加されました。

Iさんに色々とお話しを伺ったら、英語の勉強を始められたのは7年前、ご主人が亡くなられて、まわりの人がIさんに何か好きなこと始めたほうがいいということを勧めたのがきっかけだそうです。

Iさんが小学生の時、戦争中ということもあって、中学も行けず、英語を勉強することも許されなかった時代、勉強したくてもできなかったという思い出があるようで、それもあって、77歳の時に始めたということでした。

レッスンが始まるとき、「小学校しか出てないので、勉強は全然ですが、まあ、楽しんでやってます。お手柔らかに。」と言われました。

勉強できる喜びを、今、どれくらいの日本人が感じているのかな、と思いながらレッスンをしました。

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ロミオとジュリエット

 

晩御飯の最中、娘が僕に質問してきました、「父ちゃん、ジュリエットは死んだと思ってたら生きてたでしょ?その後ロミオは死んじゃったでしょ?で、その後ジュリエットも死んじゃったでしょ?父ちゃんはロミオとジュリエットは可哀そうだと思う?」

僕は「そうだね、可哀そうだと思う」と答えました。

それに対して娘は、「はな(自分の名前)はね~、ロミオとジュリエットは幸せだと思う」と言いました。

僕はなぜかを聞きました。

娘は「だって、ロミオとジュリエットは天国で会って、ずっと一緒にいられるじゃん!」と言いました。

僕は「そう考えると、幸せな話だね」と言いました。

娘は現在小学校2年生で、学校での算数や国語のテストでは、あまりいい点数を取ってきませんが、テストで高得点を取る以上に大事なことをすでに身に付けているような気がしました。

世の中、正解ばかり見つけたがりがちになるけど、自分はどう思っているのかを伝えることも必要。

今日は僕が娘から大事なレッスンを受けました

 

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「何を話せばいい?」

 

 

生徒さんによって、元々おしゃべりが好きな方や苦手な方、それぞれです。

おしゃべりが苦手な方に多く共通するのが、英会話を習ってはいるものの、何を話せばいいのかわからないということ。

「せっかく英会話ができ始めたのだから、何か話したい、だけど何を話せばいいの?」という問題がレッスンの中で見つかることが最近何名かの生徒さんにありました。

中には、日本語で会話するときはある程度話題も豊富に会話を楽しむことができるけれども、英会話になると話題が急に狭くなってしまって、「何を話していいかわからない」となる方もいます。

そういう方は、もしかすると、自分の英語にまだ自信が持てないために、「この話題は自分の英語力ではできないだろう」と無意識が判断して、自分にストップをかけているのかもしれません。

生徒さんによって、一言で「話題が見つからない」といっても、なぜ、どのようにそうなってしまっているのかをよく観察して、適切なアドバイスができればと、最近考えています。

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体がレッスンの方を向いた

 

 

 

 

CさんがOFFBEAT英会話教室に入会して、3回のレッスンを終えました。

1回目と2回目のレッスンの時は、Cさんはかなり緊張していたようで、レッスンの最中ずっと体が90度右を向いて、頭だけこちらを向いている状態でやっていました。

ボディーランゲージのスペシャリストが書いた本を読んだときに、会話の相手が会話の最中に体を横にそらすのは、早く話を終えたいサインだと書いてあったのを思い出しました。

Cさんがその時、どのような心境だったのかは聞かないようにしましたが、明らかに緊張しすぎてレッスンにまだ入れていないことだけは感じ取ることができました。

3回目のレッスンの時、Cさんは体全体を僕に向けて1時間レッスンを受けることができていました

1回目の時と同じように、知っているはずの単語がすぐに出て来なかったり、頭の中で時間をかけて文を作ってから話そうとしてしまう部分はまだまだありますが、ちょっとだけレッスンの雰囲気に慣れ始めて集中できるようになってきたのかもしれません。

 

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