OFFBEAT英会話教室で何を学んだか

 

 

3月に高校を卒業して、4月から大学生になり、他県へと引っ越したSくんとTちゃん。

僕は彼らの最後のレッスンでそれぞれ、OFFBEATのレッスンでは英語を教えることはなかったが、何か学ぶことはあったかという質問をしました。

Sくんは、「英語を話すときだけでなく、外国人とコミュニケーションをとる時にどう工夫するのかというのを沢山学んだ」と話してくれました。

Tちゃんは、「とにかく自分で考えることを沢山経験して、それが習慣になった」と話してくれました。


僕はレッスンのとき、生徒さんに「Why?  What do you think?」と意見を求めることを頻繁にします。

そのたびに生徒さんは考え、自分の意見として発することを習慣にしています。

しっかりとした文を作って話す生徒さんはいませんが、習ってないから話せないと言い訳をする生徒さんもいません。

 

「あなたの英語は完璧だね」と言われるよりも、「あなたの考えはとても面白いね」と言われる人を作るレッスンをやっていきたいです。

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勇気は経験を与え、経験は知識を与える

 

 

 

先日当教室で行われた写真展は、とても好評でした。

展示を実際に見た生徒さんから、「この写真を撮った本人(伏見さん)に会ってみたい」という声を多くいただきました。

伏見君がまだ僕の生徒だったころ、僕が約2年間で彼に与えることができたものは、少しの英語と、外国人と会話をする勇気のみ。

そこから彼本人がワーキングホリデーなどで多くの経験をして、沢山のものを得てきたのだと思います。

展示してあったメッセージボードの中にmaintenance porterという言葉が書いてあり、仕事の種類のことだとは推測できたのですが、具体的にどんな仕事なのかわからなかったので、伏見君に聞きました。

「カナダでその仕事してきたんですけど、掃除屋さんみたいなもんです。」と教えてくれました。

僕が伏見君から英語のことで教えてもらえるようになるなんて、想像もできませんでしたが、とても嬉しい出来事でした。

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和文英訳は簡単ではない

 

 

先週、Tさんのレッスンで、漫画「スラムダンク」のキャラクターのセリフを英語にするというエクササイズをしました。

例えば、「一瞬息が止まったぞ どうしてくれる」や、「あの晴子ちゃんと一緒に登下校できたら うおおーっ そしたらもう死んでもいいぜ!!!」などの文を英語にしてもらいました。

普段は状況の中でロールプレイをするエクササイズをある程度スムーズにこなすTさんが、和文英訳にとても苦戦していました。

ロールプレイではセリフが決まっているわけではなく、例えばホテルの状況だとしたら、「鍵を部屋の中に置いたまま外へ出てしまい、部屋に入れなくなったことをフロントで伝える」というような感じです。

その中で生徒さんが自分が伝えたいことを自分の持っている知識やジェスチャーなどを使って表現します。

Tさんが困ったのは、この日本語を英訳してくださいと言われたときに、「もう死んでもいいぜー」をどうするかという部分だったのです。

これはTさんにさらなる英語のインプットが大量に必要でしょう。そして、矛盾するようですが、暗記するのではなく、忘れることです。

 

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会話そのものを楽しむクセをつける

 

 

 

Oさんがレッスンの後、こんな質問を僕にしました。「ちゃんとした文法じゃないと外国人に通じないか?」
僕の答えはもちろん、「そんなことはない」です。
むしろ、コミュニケーション重要になってくるのは、1度通じなかったときに、すぐには諦めないメンタリティーです。
自分の英語に自信を持てない人は、声が小さくなりがちです。
そうすると、話し相手が、よく聞こえなかったから、「えっ、何?」というリアクションを取るのは自然です。
そんな時、「やっぱり発音が悪いから、文で話せていないから、自分の英語は通用しないんだ」とネガティブに捉えて、会話を終了してしまうという結果になることもあるでしょう。
それはとてももったいないことです。
僕が生徒さんに教えることは正しい言い方などではなく、会話で集中するべき部分は英語ではなく、話の内容そのもの。

そのために、レッスンの中で、ジェスチャーだけでものを説明する練習や、連想ゲームを沢山しているのです。
せっかく相手と音楽の話で盛り上がっているならば、文法など気にせず、お互いに好きなアーティストや自分が練習している楽器の話で楽しめればいいんです。

英語力は、会話をした量に比例して、ご褒美として後からついてくるものです。

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相手をなんと呼ぶか

人を名前で呼ぶことは、コミュニケーションにおいてはとても重要であり、同時にシンプルなことでありながら難しいことでもあります。

日本人にとってとても厄介なのは、人を呼ぶ時に名前ではなく、「先生、店長、課長、先輩」などのように場所や時期、自分の置かれている立場によって相手の呼び方を変える部分です。

 

僕が会社に勤めていた時に、このようなことがありました。

社長がもう引退するということで、「専務が来月から社長に昇進します」という話を社員全員が聞かされました。

社員全員合わせて10名ほどの小さな会社でしたが、役職がある人もいたので、みんな名前ではなくその役職で呼んでいたのですが、専務が社長になってからも、なぜか社員は全員、新社長を「専務」と呼んでいました。

僕も、社長を「社長」と呼んでは見たものの、何だかしっくり来ないし、社長は社長で、「あっ、俺のことか」なんて言っていたくらいなので、呼ばれる方も変な感じがしていたのでしょう。

結局、僕はその後ずっと社長を「専務」と呼んでいました。

時々、近所を自転車で走っていると、元生徒さんに出くわすことはよくあることです。

皆さん、もう僕の生徒さんではないのに、「あっ、先生~」と呼ばれます。

僕はその人にとって、ずっと「先生」なんです。

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