賢いノートの取り方をするY君

 

Y君は数字が好きな小学6年生。

彼は、「無量大数までの英語のいい方を知りたい」や、「mono、biなどの数字に関する接頭語を教えてほしい」など、頻繁に面白い質問をしてきます。

そしてレッスン時によく言うセリフは、「これは使えるな~」です。

レッスンでは通常メモを取ることは、禁止をしているわけではないですが、多くの生徒さんはしていません(メモを取る余裕がないほどレッスンを進めるのが早いので)。

Y君はノートを持ってきて、自分が質問して教えてもらったことや使えそうなことは、その都度「使えるな~」と言いながらメモを取っています。

彼のすごいところは、何をノートにメモしたのかをしっかり覚えていることです。

昨日のレッスンでロールプレイの練習をしたときに、飛行場で公衆電話がどこにあるかを職員に聞くという状況があったのですが、公衆電話を英語でなんというか忘れたY君は、過去にノートにメモしたことをすぐに思い出してチェックし、”Payphone, where?”とコミュニケーションを取ってきました。

Y君は、全ての単語や表現をノートにメモするわけではなく、「使える」と直感で感じたものだけをメモしています。

自発的に学んでいる部分が、彼の記憶に定着しやすくさせているのだろうなと、僕は思います。

Y君は頭がいいのもありますが、純粋に興味があるし、知りたいから勉強しているという感じがします。

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娘さんのことが気になったお父さんからの電話

 

昨日は、中学1年生になったばかりのYちゃんのお父さんから電話をいただき、「Yを一旦やめさせようか考えていて、それで相談したい」とのことでした。

理由や状況を色々聞かせてもらう中で、「家で英会話レッスンの復習や予習をしないことと、どれだけ上達しているのかというのが見えにくい」という2点を気にされていました。

僕はこの2点に関して、一つずつお話しさせてもらいました。

一つ目、Yちゃんが家で何もしないのは、僕がやらないように伝えてあったからというのをまず伝えました。

OFFBEATのレッスンでは、小学生のうちから非言語の表現も含めて、自分が伝えられる術を何でも使える意識を養っていくので、それを英語環境ではない家庭で練習することは難しいと僕が判断したからです。

片言ですらコミュニケーションをとれないレベルの人が文で話す意識をもってしまうと、会話の途中で作文する時間が増えてしまい、会話のテンポが悪くなります。

自分の体全体を使って会話をする習慣早いうちから身につけるためにそうしています。

二つ目の、上達度がわかりにくいという点に関しては、英語と英会話は違うものとして考えるべきという僕の考え方を伝えました。

TOEICの点数が900点近くあるにもかかわらず、会話になると驚くほどできなくなる方だっています。

英会話やコミュニケーションの能力というものは、テストのスコアなどの数字で表すことは困難です。

レッスンを始めて2年のYちゃんは、今の時点では英語のテストを受けてもまだ結果は良くはないでしょうが、例えば一人で飛行機に乗ってロサンゼルスの空港で降りて、近くのヒルトンホテルに一泊し、その辺でレストランを見つけて食事をするくらいのメンタルはすでに持っています

約20分かけてお父さんと話をする中で、Yちゃんが順調に上達していくということを少しはイメージしていただけたみたいで、今後も続けていく方向に決めたと最後に言われました。

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英語の「使い方」をどう学べばいい?

 

 

Oさんはうどん屋さんに努めていますが、少し英語ができるということで、店長から外国人のお客様が来た時の対応を任されています。

これから更に英語を使う機会が増えることを想定して、OFFBEATのレッスンを始められました

レッスン初日から早速、ロールプレイの練習でレストランでの接客をやってみました。

僕が外国人客の役になり、席について困った素振りをしてみました。

その時、Oさんは想定外のことが起きたらしく、「こういう場合はどう話しかければいいですか?」と質問しました。

僕が、「『May I help you?』とか使えますね」と答えたら、Oさんは、「May I help you? は、いらっしゃいませという意味だと思ってました。」と言いました。

これは本に書いてあったものをそのまま暗記していたそうなのですが、英語表現を日本語に訳して書いてある本は、ほんの一例なので、ひとつの英語表現が全ての状況で同じ意味になるわけではありません。

英語圏の国へ行って沢山のことを経験して、わかるようになるものだとは思いますが、映画やドラマを観ることも勉強になります。

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心地よい状態から出る

 

 

Mさんは先週初めてプライベートレッスンを受けて、「頭がものすごく疲れた」とレッスン後に話してくれました。

僕は、「頭が疲れることはいいこと」だと伝えました。

日本人が日本語で会話をするとき、そんなに考えなくても言葉は次々と口から出てきます

考えなくてもやれるので、体も頭もすごく楽で、心地よい状態です。

新しいことを始めるということは、今まで使っていなかった筋肉を使ったり、沢山考えたりで、疲れるのは当然です。

ですが、最初は疲れていても、やがてそれにも慣れ、意識をしなくてもできるようになっていくので、心地よくなかったものから心地よい状態に変わります。

生徒さんは、できないことにどんどん挑戦することで、知らないうちに無意識状態でもできるようになります。

そうすると、僕は生徒さんが疲労感を感じられるようなエクササイズを更に導入していきます。

自分の実感としては何も得ていないようでも、ちゃんと成長しているんです。

人が成長するには、「心地よいところから出る」ことを繰り返すことがとても重要なことです。

 

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相手の頭の中に絵を描かせる力

 

 

2018年は、新たに抽象的な日本語の単語を英語で説明する訓練を始めました。

例えば、「等身大」、「方針」、「覚悟」などです。

これをやって気付くのは、生徒さんも僕もそうなのですが、言葉の意味は曖昧にしかわかっていなくて、何となくでそれらを使っているということ。

だから、日本語でもこれらの言葉を説明することは簡単ではないということです。

このエクササイズをやるようになってから、「日本語で会話するときの考え方が変わってきた」という生徒さんもいました。

必ずしも、正しい文で伝えることが相手に伝わるとは限らず、片言だとしても、相手の頭の中に「絵」を描かせてあげられる表現力を持った人が、コミュニケーション上手なのかなと、感じています、

2019年は、もっと相手が話していることを理解できるようにしていく訓練を導入できるように、今から準備中です。

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