Tさんのレッスンで、日本とアメリカの「笑い」について話をしました

アメリカ人のコメディアンが話している内容は理解できても、「なぜ面白いのか」とか、「なぜアメリカ人はこれで笑えるのか」を理解できないということが、僕にしばしば起こります

ということは、英語を理解できるから彼らの言っていること全てを理解できているということではないということです

Tさんは、「話している人、話を聞いている人、その国の文化など、それぞれのバックグランドを互いに理解して、初めて『笑える』のだと思う」と話してくれました

僕はそれを聞いて、なるほど、そうだと思いました

かなり深い話です

アメリカンジョークを理解できるようになるには、英語を勉強するだけでは足りないということです

彼らの生活の中に飛び込んで、ジャブジャブ浸かるくらいのことが必要そうです

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24日(土曜日)にOFFBEATで行った第3回目のセミナーには、5名が参加してくれました

ありがとうございました

テーマは「頭の中で絵を描く」というものでした

自分の話し方を、曖昧な表現を使ったりスペックを説明することから、相手の頭の中で絵を描けるような表現に変えることで、どんなことが起こるか、どんなメリットがあるのかを中心に話させてもらいました

例えば、自分が電化製品店でデジカメを売っているとします

ある商品をお客さまに説明するときに、「何万画素」とか、「多機能で便利」という説明は、特にデジカメに詳しくないお客様にとっては店員が何を話しているのかも理解できていない可能性があります

頭の中に絵を描かせるとは、「これを子供の運動会で使うと、連写機能で子供が走っているところを撮って、後で一番いいと思った1枚だけをプリントすることができます」とか、「暗いところでもキレイに撮れる機能がるから、クラブやライブハウスで友達がステージで歌ったり踊ったりしているところをバッチリ撮れます」などの表現の仕方をすることです

自分がお客さまの頭の中に、「このデジカメを使うと、こんないいことがありますよ」というのを想像させることができれば、「これが欲しい!」となる確率が高くなるかもしれません

そんな感じのことをやりました

話の内容そのものは面白いものにできたと思います

だけど、10回くらいリハーサルをやったにしては、僕自身のプレゼンがまだまだグルーブに欠けているなと感じました

沢山経験していきながら、更にもっと意義のあるセミナーを作れるようにしていくつもりです

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今日のSさんのレッスンで、雑談の時にこんなことが起こりました

Sさんはあることを話そうと頭の中で必死に英語を絞り出そうとしているのだけど、中々出てこない・・

レッスンが終わってから、これについて話をしました

日本語で同じ内容のことを話したとしても、頭の中でうまく「絵」にできてないので、きっと濃い話はできなかっただろうけど・・

日本語で話す場合は、ボキャブラリーがある程度あるので、ぼんやりとだけど伝えたいことを表現できてしまうのは事実

だとSさんは言いました

この話はすごく深いと思いました

自分の話が抽象的でも、聞いている相手の想像力にある程度任せることが可能だとも言えます

ここでも、キーワードは「頭に描く絵」です

「絵」をどれだけ自分の頭の中で鮮明に描けるか

そして、話を聞いている相手の頭の中に描かせることができるか

会話において、とても重要なポイントだと僕は思います

まさに、この「頭に描く絵」が、今週土曜日に僕が行うセミナーのコンセプトです

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Tさんはいわゆる帰国子女で、英語はもうすでに話せます

だけど、日常の何気ない生活習慣は、日本的になっています

昨日のレッスンで、そんなTさんがオーストラリアへ短気留学したときの話を聞きました

ホストファミリーへ日本からのお土産を持っていって手渡すときに、「これ、つまらないものですが」を英語で伝えてしまったらしいのです

英語圏の人にとってみれば、「なぜつまらないものをくれるの?」と思うわけです

Tさんはすでに英語を話せるので、瞬時に言いたい表現を英語にできてしまったから、こういう失敗をやってしまったと話してくれました

Tさんが言いたいことは、英語を話せることがすべてではなくて、相手の習慣や考えかたなども少しは知らないと、話が通じなくなってしまうことがあるということです

言語と習慣は深い関係があるということの証明だと思います

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Uさんはコーヒーのバリスタチャンピオンシップの審査員をされています

レッスンで、彼がこんなことを話してくれました

「コンテストに参加するバリスタにはもちろん、審査員にも情熱がないといけない」、このように言っていました

情熱を持って仕事をするということは、「本気になる」ということです

本気で仕事をしている人はきっと、光って見えるはずです

「僕にはパッションがあるか」、時々この言葉を思い出して自問することが大切だと感じました

まだ英会話を初めて1年経っていない、Uさんの一生懸命な英語の中にしばしば出てきた、“passion”という単語と、それを話しているときのUさんのいつもと違う目つきが、強烈なインパクトとして僕に残りました

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